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・アパグループの京都市内の「アパヴィラホテル京都駅前」と「アパホテル京都駅堀川通」で
構造計算書の偽装や強度不足が発覚し、京都市は25日、このホテル2軒に使用禁止を勧告した。
この物件を担当した建築士による偽装の危険性は、06年からイーホームズの藤田東吾社長に
よって指摘されてきたが、アパ側は否定し、藤田社長を告訴するとしていた。
今回、偽装が明らかになった物件は、民間指定確認検査機関のイーホームズ(現在は
指定取消し)の藤田東吾社長が指摘したものとは別だが、アパ物件の構造計算を引き
受けていた田村水落設計(富山市)の水落光男建築士が関わった物件が危険だとする主張は
当たっていたことになる。実際、藤田社長は、26日付スポーツ報知の紙面上で、「われわれが
主張してきたことが、公に認められたのはうれしい」と発言している。
さらに藤田社長は26日午後、ブログ「きっこの日記」で声明を発表した。
「イーホームズは、アパの二つのマンション計画(『アパガーデンパレス成田駅前』と『アップル
ガーデン若葉駅前』)について、去年の二月から構造計算書の偽装を指摘してきましたので、
この主張が明らかになった一端だと考えています。構造設計を行なった、田村水落設計
事務所の代表、水落光男氏が、当社に申請した物件以外でも『偽装を行ってきた』と言明した
ことが証明されたと言うことです」とこれまでの主張が正しかったことを改めて強調した。
有罪判決を受けた06年10月18日、藤田社長は水落光男氏について、「イーホームズでは
平成18年2月に、アパグループのマンションの偽装を発見しました。アパのマンションや
ホテルの構造設計を一手に行なっていた、田村水落という設計事務所の水落代表が
イーホームズに来社して、『こんな偽装の手法は、姉歯より俺が先に初めた』と豪語しました。
『建築確認を早く取るために、構造設計にかける時間が少ないから構造計算書を偽装(改ざん)
するなんて、他(の構造設計士)にも沢山いるよ』と平気で言いました。実際に、田村水落が
イーホームズに申請をしていた3件の物件に偽装が発見できました」と発言。(>>2-10につづく)
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