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「まいったな」。山梨県知事選投開票日の二十一日午後十時すぎ、
富士吉田市内の山本栄彦氏の選対事務所に姿を見せた堀内光雄衆院議員は、
山本氏の敗北が固まると思わず漏らしたという。
山本県政の「生みの親」とされ、地盤の山梨2区内で絶大な影響力を誇ってきた堀内氏。
前回知事選で堀内氏が推した山本氏は2区で横内正明氏に三万票近い差を付けたが、
今回はほぼ同じエリアで逆転を許した。
選挙戦が終盤にさしかかった一月中旬。同市内の有力者を堀内氏の長男で
富士急行社長の光一郎氏が訪ねた。「山本さんをお願いします」。深々と頭を下げる姿に
有力者は「堀内(光雄)さんが本腰を入れた」と感じた。
自民党復党問題もあって沈黙を守り続けた堀内氏が、山本氏支持を表明したのは
告示の十日ほど前。背景には「堀内氏には絶妙のタイミングで態度表明してもらう。
堀内氏の表明で勝負を決める」という、山本氏支持の有力県議の青写真があった。
しかし「堀内氏の表明後も出遅れた戦況をばん回できなかった」(山本氏派県議)。
堀内氏のおひざ元である富士吉田市の山本、横内両氏の得票は
一万一千六百八十九票(11689)対一万二千五百五十一票(12551)で、横内氏が上回った。
二〇〇五年九月の衆院選で、郵政造反組の堀内氏が刺客候補の長崎幸太郎衆院議員と
対決した際の得票(一万一千八百七十票(11870)対一万二千五百二票(12502))を
思い起こさせる。
「票の出方は衆院選と同じ。『反堀内票』が長崎氏に集まったように今回は横内氏に流れた。
求心力の低下は否めない…」。堀内氏系の県議は表情を曇らせる。
堀内光雄 URLリンク(www.mfi.or.jp)