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京都市内のホテルの耐震強度が偽装されていた問題で、構造設計を行った富山市の
１級建築士は、ＮＨＫの取材に対し、構造計算書を改ざんしていたことを初めて認め
ました。しかし、ホテルの耐震強度には問題がないとしています。
この問題は、京都市内にあるアパグループの２つのホテルで耐震強度が偽装され、
強度が基準の７０％から８０％しかないことが京都市の調査で明らかになったもので、
構造設計を行った富山市にある「田村・水落設計」の水落光男１級建築士は、２６日
朝、ＮＨＫの取材に応じました。
この中で水落建築士は、コンピューターソフトを使って作成した構造計算書のデータ
について「自分が電卓で手計算したものとコンピューターの結果が合わないので、手計算
の数値を採用することにした。部下に指示して、別のワープロソフトを使って直した」と
述べて、構造計算書の一部を改ざんしたことを認めました。
そのうえで「自分としては強度に問題ないと考えていて、今思えば、修正した経緯を
建築確認の際に説明すべきだった」と話しました。また、ブレースと呼ばれる筋交いの数
を工事の段階で減らしていたことについては「書類は残っていないが、強度に問題がない
ことを確認したうえで減らした。変更を申請していないことについては、手続きに問題が
あった」と述べ、改ざんや手続きの不備は耐震強度の偽装を意図したものではないとして
います。
■ソース（NHKニュース）
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)
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