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・スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さんは、霊と交信しカウンセリングするのだという。
テレビ番組やカウンセリングに引っ張りだこで、「エハラー」と呼ばれる追っかけもいるほどの
人気だが、不思議なことも多い。その一つが人の前世や守護霊。なぜか「中世の賢者、もしくは
貴族」が多いこと。
スピリチュアリズムは日本語では心霊主義と呼ばれる。自身のホームページには『「非科学的』
だとして、スピリチュアルな世界を信じようとはしなかった人々も、変わらざるをえないような
状況になりつつあります」と書いている。著書は合計で700万部以上も売れている。
しかし、その能力を疑問視する報道も出ている。
「週刊文春」の2月1日号には「テレビの中の『わるいやつら』」という特集で江原さんが4ページ
にも渡って紹介されている。そこには「7つの疑問」が掲載されていて、その一つが「前世や
守護霊はどうして中世の賢者や貴族ばかりなのか」という疑問だ。
テレビ朝日系「オーラの泉」に出演する芸能人への霊視では公家、武士、巫女、貴族、修道士、
思想家などの「職種」が多出している。地理的には日本、英、仏、伊に偏りアジアやアフリカは
滅多に出ない。それが一覧表にされている。
地球上には民族も、職種もたくさんあるのに、なぜなのか、「摩訶不思議」というしかない。
ただ、お笑いタレント「劇団ひとり」の守護霊は西洋の文学者と「別の星の人」。宇宙人だというのだ。
また、「中村橋之助は歌舞伎役者、千代大海は力士、細川たかしは民謡歌手と、まるで取って
付けたような見事なハマりっぷり」と同誌では皮肉っている。
大手新聞OBの科学ジャーナリストはこう話す。
「小池栄子の前世は武家の側室、研ナオコはエジプトの巫女って…顔を見て適当に連想して
言ってるとしか思えません。こんな事を信じる人がなぜいるのか信じられない」
一方で、江原さんの大ファンという東京在住の30代サラリーマンの男性は、
「人間が生まれ変わるのにかかる年数はおよそ500年です。だから前世や守護霊が中世に
偏ってしまうのだと思います」という。(一部略)
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