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25日付の中国各紙によると、胡錦濤・共産党総書記(国家主席)は、23日に
北京で開かれた党政治局の会合で、各級党組織・政府機関に対し、インターネットの
管理を一層強化する5項目の指示を出した。
胡氏はその中で、価値観の多様化が進むネット世論の「主導権を掌握する」よう強く求めた。
胡氏は、ネット管理が、国家の安全、長期的安定、社会主義建設事業の大局に
かかわると強調。その上で、〈1〉社会主義の先進的文化が発展する方向を
堅持する〈2〉文化、サービスの供給能力を高める〈3〉思想、世論面での
陣地建設を強化する〈4〉ネット環境を浄化する〈5〉法に基づく科学的
管理を行う―よう要求した。〈3〉に関しては、「ネット上の世論の
主導権を掌握し、(世論を)導く水準を高め、(政権の)いい面の宣伝を
強め、前向きな主流の世論を作り出す」などとした。
この5項目からは、ネットを党宣伝部が支配する新聞やテレビなどと同様、
共産党政権のための宣伝・教育機関化していこうとの意図が読み取れる。
胡氏はさらに、管理強化のため、計画策定、制度整備、管理の規範化、
人員の増強などの措置を取るよう指示した。違法サイトや反政府的言動の
摘発、洗い出しも、これまで以上に強化していく見通しだ。
水面下で不特定多数を結びつけるネットは、情報を独占し、敵対的組織を
つぶすことによって政権を守ってきた共産党にとって、危険な存在にも
なっている。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2007/01/25[22:33] +*+*
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