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京都市のビジネスホテル「アパホテル」2棟の耐震強度偽装問題で、国土交通省は
25日、同ホテルの構造計算をした「田村水落設計」(富山市)による物件数が97年
以降、15都道府県で計168物件に上ると発表した。国交省はこれまで42物件の
サンプル調査を行っていたが、残りの126物件も調査を急ぐよう改めて自治体に指示した。
同ホテルの構造計算書は、パソコン上で計算数値が替えられていたという。水落光男・
1級建築士(58)は偽装を否定しているが、京都市や国交省は「意図的な改ざん」と
判断。調査を踏まえて免許取り消しなどの処分を決める方針。
国交省が偽装を行ったと判断した建築士は、姉歯秀次・元1級建築士=建築基準法
違反罪などで懲役5年、上告中=を含めて、これで4人目となる。
国交省によると、田村水落設計では、主に水落建築士が耐震性を検証する構造計算
を担当。168物件は▽マンション42件▽ホテル9件▽事務所などその他が117件
で、北海道から広島までの15都道府県に点在している。
同社を巡っては、民間の指定確認検査機関「イーホームズ」=昨年5月に指定取り消し
=側が昨年3月、田村水落設計を名指しして「耐震強度を偽装している」と指摘。これ
を受け国交省は同6月、42物件のサンプル調査を開始した。これまでにうち25件で
調査が終了し、この過程で今回の偽装が判明した。
うち4件は計算に誤りがあったが耐震性に問題はなく、残る19件は違反なしだった。
■ソース(毎日新聞)【長谷川豊】
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)