07/01/25 18:44:21 0
京都市内の2つのホテルで耐震強度の偽装が明らかになったのを受けて、国土交通省は、
偽装を行っていたとされる富山県の建築士が設計にかかわった建物140件余りについて、
耐震強度に問題がないか調査を急ぐことにしています。
国土交通省によりますと、偽装が明らかになったホテルの構造設計を行ったのは、富山市
にある「田村・水落設計」の水落光男1級建築士で、計算書のデータを改ざんして、柱の強度
が不足していないように見せかけるなどの方法で耐震強度を偽装していたということです。
2つのホテルは震度5強程度の地震で、柱や「はり」がゆがんだり、外壁の一部が落ちたり
するおそれがあるということです。耐震強度の偽装をめぐっては、姉歯元建築士の事件をきっ
かけに行われた全国調査で、福岡県と北海道でも別の建築士がそれぞれ偽装を行ったことが
明らかになっています。
国土交通省の安富正文事務次官は記者会見で、「京都市の調査に対し建築士本人が『計算書
の数値や活字を修正した』と答えている」と説明し、国土交通省としても偽装が行われたと認識
していることを明らかにしました。
そのうえで「姉歯元建築士や福岡、北海道に続き、さらに偽装があったことはまことに遺憾で、
今後、事実関係を明らかにしたうえで厳正に対処していきたい」と述べて、この1級建築士が設計
にかかわったマンションやホテルなど143の建物について、各自治体を通じて、耐震強度に問題
がないかどうか調査を急ぐことにしています。
■ソース(NHKニュース)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)