07/01/22 08:29:49 0
おせち料理の食べ過ぎが気になりだしたころ、この番組を見て納豆を買いに走った。
そんな人たちはさぞ驚き、憤慨していることだろう。
フジテレビ系の生活情報番組「発掘!あるある大事典2」で、納豆のダイエット効果を
取り上げた7日の放送にいくつもの捏造(ねつぞう)があった。
やせる前後の写真は実験とは無関係の人のものだった、中性脂肪などの数値を実際は
測っていなかった、米国の大学教授が発言もしていない内容を字幕で流した……。
ひどい話である。
制作した関西テレビは調査委員会を作るという。報道機関として全容を明らかにするのは
当然だ。昨夜の放送を休み、アナウンサーが経緯を説明したが、これで視聴者が納得する
とは思えない。なぜこんなことが起きたのか。期待した教授に話が聞けないなど米国取材
が難航し、スタッフが追いつめられた。関西テレビの幹部はそんな弁明をしている。
取材がうまくいかないのなら、もっと時間をかけるか、できる範囲で番組を作るしかない。
そうしなかった背景として、二つの要因が浮かび上がる。
まず、番組作りの構造的な問題だ。関西テレビから受注した会社が別の会社に作らせた。
こうした「孫請け」は取材の責任があいまいになりがちだ。新年最初の放送の締め切りが
迫るなかで、制作現場は何とか結果を出そうと無理をしたのではないか。
もう一つ、現場の焦りを呼ぶのが視聴率至上主義だ。
この番組は競争が激しい日曜夜9時台で10年も人気を維持してきた。周囲の期待が
大きくなる一方で、素材が底をつくジレンマを抱える。 (>>2-3あたりに続く)
朝日:URLリンク(www.asahi.com)