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★新型たばこ自販機 「顔」で成人識別 フジタカが開発着手
・自動販売機製造のフジタカ(京都府長岡京市)は、オムロンの顔認識システムで成人
識別する新型たばこ自販機の開発に着手した。免許証による年齢確認装置と組み
合わせて店頭販売並みの未成年者向け販売防止機能を実現する。日本たばこ協会が
来年から全面導入するIC(集積回路)カード方式の自販機に対抗し、年内の発売を
目指す。
未成年者への販売を防ぎながら、成人は従来通り手軽に利用できるシステム開発が狙い。
オムロンによると、顔認識システムは、デジタル画像処理で人の顔を検出し、人が見て判断
するのとほぼ同じ精度で年齢層を判断できるという。
試作機は、自販機に搭載した小型カメラで購入する人の顔をとらえ、成人かどうか識別する。
成人と判断した場合だけ購入を受け付け、音声で案内する。
未成年への販売防止機能を高めるため、顔認識システムが20代と判断した人には、
免許証の生年月日を読み取る仕組みを組み合わすなど工夫をする。
日本たばこ協会が導入する自販機を利用するには、ICカードの発行を申し込む必要が
ある。このため、フジタカは購入者や小売店の利便性が低下するとして、すでに免許証確認
装置やカメラを使って人が年齢を判定するシステムを搭載した自販機を販売している。
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