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自分が運転するタクシーで乗客をひいて死亡させたとして殺人罪に問われた東京都江東区、
タクシー運転手吉沢達郎被告（５７）の判決が１８日、東京地裁であった。
園原敏彦裁判長は、「救命措置を行わずに逃走しており、殺意があったことは明らか」として、
懲役８年（求刑・懲役１５年）を言い渡した。
吉沢被告は「発進する時には被害者の姿は見えなかった」などと無罪を主張していたが、
園原裁判長は「口論していた被害者が、タクシーの下部に巻き込まれたなどとする目撃者２人
の証言は具体的で信用できる」などとして退けた。
判決によると、吉沢被告は昨年４月１９日深夜、東京都江東区の路上で、料金トラブルで
口論となった乗客の男性（当時７２歳）が運転席側のドアにしがみついているのを知りながら、
タクシーを急発進させ、後輪で頭部をひいて殺害した。
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