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★安倍首相 まずは美しい政権を
安倍首相はきのうの自民党大会で「美しい国、日本をめざして、どんなに難しい課題にも果敢に
取り組む」と誓った。
ならば、問いたい。いま首相の足元ですこぶる美しくないことが起きている。安倍内閣の閣僚ら
をめぐって噴出している、政治資金の不適切な経理処理などの問題だ。これを放置して「美しい国」
とはとても言えないのではないか。
(中略)
安倍政権になって100日余り。「政治とカネ」をめぐる疑惑が相次ぐ。「古い自民党」がすっか
り目を覚ましたかのようである。
なのに首相は、ひとごとのような態度に終始している。一昨日の日本記者クラブでの記者会見では
「私は行政府の長だ。政治資金のあり方については議員、政党のなかで議論すべきだ」と制度論を
語った。だが、いま問われているのは、その行政府の責任者たちだということを忘れていないか。
美しくないのは、疑惑の続出だけではない。問題を指摘された閣僚たちが疑惑を否定するばかりで、
説明責任をいっこうに果たそうとしないことである。
(中略)
疑念を持たれた以上、政治家とりわけ閣僚には国民が納得できる説明を尽くす義務がある。
佐田氏の辞任以降、首相は続出する疑惑や国民の政治不信に正面から向き合おうとしない。そんな態度が、
法に違反さえしてなければ、という美しくない風潮を助長しているようにも見える。
25日から通常国会が始まる。自民党は「教育国会」と銘打ち、首相肝いりの教育再生プログラムを論じる
予定だ。民主党は「格差是正国会」と呼び、対決姿勢を強める。
ともに夏の参院選に向けての争点づくりが念頭にあるのだろう。だが、国民がいま求めているのは、まず
「疑惑解明国会」ではないのか。
民主党も、小沢代表の4億円を超える事務所費などの問題を十分に説明しなければ、追及の説得力を欠く。
政治資金の「出」の規制が緩い現行制度に問題があるのは事実だが、制度を論じる前にやるべきことがある。
■ソース(朝日新聞)(中略部分はソースで)
URLリンク(www.asahi.com)