07/01/18 06:17:16 0
・旧日本軍による1937年12月の南京事件をテーマにした米国のドキュメンタリー映画「南京」が
完成し、ユタ州で18日開幕するサンダンス映画祭で初公開される。
今年70年を迎える南京事件は、国際的な関心を呼ぶことが予想され、中国や米国で関連映画の
計画が相次いでいる。「南京」はその先陣を切る作品として注目されている。
「南京」は、事件当時、現地に滞在し多数の中国人を救済した欧米人の姿を中心に描かれている。
中でも、ドイツ人ビジネスマンのラーベ氏を、ユダヤ人をホロコースト(ユダヤ人大虐殺)から
救ったドイツ人実業家になぞらえ「中国のシンドラー」と位置づけている。
監督は、アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を2度受賞したビル・グッテンターグ氏。中国人生存者の
証言を集めたほか、マリエル・ヘミングウェイさんら米国の著名俳優を起用し、欧米人の日記も
読み上げる。事件をめぐっては、日中間で論争があるが、映画は犠牲者を「20万人以上」とし、
欧米人らの尽力で「25万人が救われた」としている。
プロデューサーを務めた米インターネット接続大手AOLのテッド・レオンシス副会長が2年前、
中国系米国人作家アイリス・チャン氏の自殺に関する新聞記事を読み、関心をもったのが
制作のきっかけという。事件を告発したチャン氏の著作「レイプ・オブ・ナンキン」は、日本では
「事実誤認が多い」と指摘され論議を呼んだ。
サンダンス映画祭は、俳優のロバート・レッドフォード氏が創設し、低予算の「インディペンデント
(独立系)映画」対象としては全米で最大規模。今年のドキュメンタリー部門には856の応募作
から選ばれた16本が上映される。
今年計画されている南京事件を題材にした映画は、ほかに中国の陸川監督の「南京!南京!」や、
アクション映画で定評のある香港のスタンリー・トン監督の「日記」、「レイプ・オブ・ナンキン」を
下敷きにした米英中合作など、少なくとも4本ある。
米メディアでは「日中関係を緊張させる要因になるのでは」との見方も出ている。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
※前:スレリンク(newsplus板)