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★発芽玄米に“育脳”効果?年長幼児で顕著 富山短大 田渕教授が研究
発芽玄米で脳力アップか-。富山短大(富山市)の田渕英一教授(43)は発芽玄米の摂取と
幼児の脳との関係についてユニークな研究を進めている。富山県内で二〇〇五年、約六十人の
幼稚園児を対象にした調査では、発芽玄米を食べた五~六歳の年長児の脳機能が、白米を
食べた同年齢の子より向上したという。(富山支局・林啓太)
発芽玄米は、一定温度の水に漬け、少し発芽させた状態の玄米。芽には白米の約二~三倍の
ビタミンやマグネシウム、カルシウムを含み、芽に含まれる成分は脂肪や糖を素早くエネルギーに
変えタンパク質作りを促す。
〇五年の調査では、富山市内の幼稚園の年長、年中、年少の幼児を、それぞれ発芽玄米を
食べる十八人と白米を食べる四十一人に分けた。発芽玄米を食べる子には三カ月間、原則一日
約百グラムを食べさせ、実施前と月ごとの計四回、九項目の脳機能テストを行った。
実施前の得点と実施後の三回の平均点を比べると、年長では「観察力」で、発芽玄米を食べた
子らの得点の伸び率が約105%なのに対し白米の子らは約89%、「読解力」では発芽玄米が
約127%に対し白米は約103%など計四項目で顕著な向上が見られたという。一方、年中と
年少では大きな差はなかった。
田渕教授は「年長は脳の発達が活発になる時期。発芽玄米を食べることにより促進され、
タンパク質でできている脳内の神経細胞同士を結ぶシナプスの数が増えるなどして脳機能が
高まったのでは」と推測する。
愛知県の幼稚園でも〇六年九月中旬から三カ月間、約百人の調査をしており、四月ごろに結果
がまとまるという。
中日新聞(富山)
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
画像:田渕教授(中)の指導のもと、脳機能テストに取り組む園児ら=富山市で
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