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東京都品川区議会の自民党区議団がスナックなどでの飲食代計７６９万円を政
務調査費から支出したことが違法かどうかが争われた訴訟の控訴審判決が１７日、
東京高裁であった。柳田幸三裁判長は、区議団側が昨年末に目的外支出だった
と認めて全額を返還したことを受け、「区の損害が補填（ほてん）されて請求の理
由がなくなった」と判断。問題になった飲食代すべてを区議団に請求するよう区議
会事務局長に命じた一審・東京地裁判決を取り消し、原告の区の住民らの請求を
棄却した。
一審判決は０１、０２年度に研究費や会議費の名目で飲食に費やされた３００件
以上の支出を違法と認定した。
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