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★元高検部長裁判 「余りにひどい」 三井環被告、途中退廷
「余りにひどいじゃないですか」--。
1審・大阪地裁に続いて、15日の大阪高裁判決でも実刑維持の有罪とされた
元大阪高検公安部長の三井環被告(62)は、言い渡しの終了を待たずに途中退廷し、
追いすがる報道陣にこう話した。判決は、三井被告が告発していた検察庁の
調査活動費流用疑惑について限定的な範囲で存在を認めつつも、事件の全体像を
「嫌疑の乏しい軽微な事案とは言えない」と断罪。主なき法廷に裁判長の言葉が重く響いた。
午前10時10分、三井被告は弁護士ら6人とともに裁判所正門前に現れた。
グレーのロングコートを羽織り、右手には灰色の手提げカバン。
待ち受ける報道陣から大量のフラッシュを浴びながら、厳しい表情で裁判所に入った。
言い渡しの直前は、周囲を見回すなどやや落ち着かない様子を見せた。
「主文。本件控訴を棄却する」。同10時半、裁判長に促され、被告席に着いた三井被告は
しばらく黙って判決理由に聴き入っていた。しかし、開廷から約15分、大阪地検による逮捕を
「調活費問題告発の口封じ」とする被告側の主張が一蹴されると、突然席を立ち、弁護団に二言三言。
そして、そのまま退廷を申し出て、廷外へ去った。
若原正樹裁判長は被告の退廷直前「高検幹部だった被告の逮捕は、調活費不正流用の
暴露よりも検察当局にとって深刻な打撃ともなりかねない」などと言及。
三井被告は廷外で「検察による隠ぺいを逆手に取った判決だ」と不満を並べ立てた。
毎日新聞 URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)