07/01/17 09:17:53 nqah6vCj0
マスコミや世論が「告発者に対する検察の口封じ」なんていうわかりやすい筋書きを
描きたくなる気持ちはよく分かる。
しかし、この事件の実態は全く逆で,実際のところは、任意捜査が進んでいよいよ逮捕が迫っていることを悟った三井が、
調活費問題を持ち出して自分の犯罪をもみ消そうとしたというもの(当時、裏金問題は他の省庁ですでに問題となっており、
検察幹部は三井の暴露以前から戦々恐々としていた)。
つまり、マスコミや世論の筋書きとは順序が逆なんだ。口封じをしようとしたのは検察ではなく、むしろ三井。
もっとも、調活費問題は、検察内部の人間なら誰でも知っているとおり、昔から伝統的に行われてもので、
検察もでかい顔ができないのは確か。このことがこの事件を極めて複雑なものにした。
今回の判決は、おおむね実態をとらえている判断だと思います。