07/01/16 06:50:04 vU2rORzQ0
この事件は、当時の検事総長原田明夫一派が、ザ・スクープで現職検事による
実名報道がなされてはまずいと慌て、急遽都内某所で密談して三井氏逮捕を決定し、
指示を大阪に出したというのが真相だ。
もとより、現場では調査活動費なる裏金はまずいから廃止しようという意見も多かった。
よりによって公訴権を独占する検察が、裏金という犯罪行為をなしていることになるのだから。
もっとも、調査活動費を使いまくってきたのは主として検事正以上の検察幹部である。
さて、三井氏をしょぼい容疑で逮捕した後、さすがにこのような微罪での現職検察幹部の
逮捕は不自然すぎると思い、検察は必死に容疑をこしらえて再逮捕し、起訴事実を増やした。
我が国において「司法権の独立」が確保されているなどと思ったら大間違いである。
この訴訟が不自然な流れであるのはちょっと調べればわかることである。
しかし、多くの国民を騙すのはたやすいことでもあろう。
一部のまじめな裁判官、検察官を除いて、我が国の裁判所と検察は馴れ合いである。
再審請求事件にもその弊害は現れ、裁判所は再審をほとんど認めようとせず、
認める裁判所が現れると、出世を望む連中がそれを潰しにかかる。
至近な例では「名張毒ぶどう酒事件」の名古屋高裁刑事第1部が出した再審開始決定に
検察が異議を申し立て、名古屋高裁刑事第2部が異議を認め、再審を取り消す決定を
したことが挙げられる。再審制度は事実上崩壊したといえよう。
証拠のでっち上げ、誤判などというものは普通にあるので、これは大変危険なことだ。
とにかく、上司や先輩の出した意思決定に逆らうような判断は、出世を望む裁判官、
検察官にとってはタブーなのである。ましてや、その上司の上に取引してしまった
内閣(自民党と言い換えてもよい)が存在するのであるから、司法権の独立などは
絵に描いた餅なのである。