07/01/15 05:17:42 0
★社説:残業代ゼロ制 先送りでなく撤回すべきだ
一部の会社員を労働時間規制の対象から外し、残業という概念をなくす
日本版ホワイトカラー・エグゼンプション制度に、異論や反論が相次いでいる。
制度の創設を盛り込む労働基準法改正案を25日から始まる通常国会に
提出しようという厚生労働省の方針に対し、全面的に反対している
労働界や野党だけでなく、与党内からも慎重論や時期尚早論が出始めた。
その本音は「労働者を敵に回しては夏の参院選は戦えない」ということのようだ。
提出自体を参院選後に先送りする、提出しても成立は見送るなど、さまざまな
説が飛び交っている。
しかし、これは筋違いだ。「ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の
実現のための導入」と政府が強調する以上、堂々と制度の必要性を選挙で
訴えるべきではないか。選挙にマイナスだからと姑息に先延ばしするぐらいなら、
最初から提出はやめた方がいい。
労働時間を「1日8時間、週40時間以内」と規制し、それを超える場合は
経営者が残業代を支払うと定めている現行法を改め、一定の要件を満たす
事務系労働者(ホワイトカラー)を除外(エグゼンプション)しようというのが
この制度だ。労働者は時間に縛られず、本人の裁量で自由に働けるようになるとの
触れ込みだが、かえって長時間労働が助長され、労働者の健康が損なわれる
恐れがあると私たちは指摘してきた。その懸念は一向に消えていない。(続く)
毎日新聞 URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
続きは>>2-4あたりに