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オーストリアの首都ウィーンの西約50キロ、ツウェンテンドルフの森で若いハンターが
獲物を待ち伏せしていた。待つことしばし、ついに獲物の気配を感じた。
イェンス・グルーバーさん(26歳)は、「野生のブタ(イノシシ)に特有の音声」を聞いた。
そして、遠くの藪の中に「地面に鼻先を押し付けて動き回る影」を見つけた。彼は確信した。
野生のブタに違いない。照準を定め、引き金を引き絞った。命中! 獲物が倒れた。
グルーバーさんは小躍りしながら薮をかきわけて、仕留めた獲物へと駆け寄った。だがしかし、
彼が仕留めたのは野生のブタではなく、女の人だった。ブタと間違われたあわれな女性は、
ブリジット・ツォックさん(49歳)。地面に四つんばいになって倒木の根を観察していたところを
野生のブタと間違われたのだった。
ツォックさんは胸部に銃弾を浴びていた。救急車で最寄の病院に運ばれた。幸い、命に
別状はなく、現在は容態も落ち着いているという。地元の警察によると、グルーバーさんが
起訴される可能性は低いという。
日本でも類似のニュースが伝えられることがたまにある。出来事としてのレア度は、あまり
高くない。だが本件で特筆すべきは、事故に至った原因の記述である。女性が地面の上に
四つんばいになっているのを見たハンターがそれを「地面に鼻先を押し付けて動き回る野生の
ブタ」と誤認識したのである。
さらに、誤射したハンターは「野生のブタ(イノシシ)に特有の音声」を聞いたと述べている。人間の
女性がいかにして、そのような音声を発生させることができたのかは深い謎に包まれている。
紛らわしい状況だったのだろう。だが、グルーバーさんは、もっと慎重を期すべきだった。
ツォックさんが致命傷を負わずに済んだ不幸中の幸いに感謝すべきだろう。
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(訳文・解説)
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