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安倍晋三首相は10日午後(日本時間同日夜)、ドイツを訪問しベルリンの首相府で
メルケル首相と会談した。会談後の共同記者会見で安倍首相は、国連改革について日本
として新たな改革案づくりを進めていることを明らかにし、改めて加盟国に改革を働き
かけていく考えを示した。
安倍首相は「新たな提案に基づいて改革を推進していくべきだ。現在具体案を検討
しており、しかるべき時期に幅広い加盟国の協力を得て改めて運動を展開していく」と
述べ、かつて改革案を共同提案した日本、ドイツ、ブラジル、インドの4カ国(G4)
の枠組みを超えた幅広い賛同を得ながら、改革を進めていく考えを強調した。メルケル
首相も安倍首相の考えに賛同し、安全保障理事会にとどまらず国連全体の全面的な改革
を進めていく考えを示した。
安倍首相はまた、欧州連合(EU)が中国への武器禁輸解除を検討していることに
ついて、「中国は国防費の増大や知的所有権などで不透明性の問題もある」と東アジア
の安全保障への懸念を表明し、禁輸解除に反対する日本の立場に理解を求めた。
メルケル首相は「今後も武器禁輸を続けていく」と日本の首脳に対し初めて明言した。
■ソース(産経新聞)【ベルリン=佐々木類】
URLリンク(www.sankei.co.jp)