07/01/10 14:36:57 0
防衛庁の防衛省昇格に関連して、いわゆる「背広組」に望みたいことがある。
昇格に伴い、これまで「付随的任務」とされてきた国連平和維持活動(PKO)や
周辺事態法に基づく後方地域支援などが「本来任務」に格上げされ、
自衛隊の随時派遣を可能にする恒久法制定や、集団的自衛権行使の論議が
加速するであろう。
恒久法の制定や集団的自衛権行使は究極的には政治が責任をもって決めるべき課題だが、
個々の具体的なケースを想定し、検討していくのは背広組の仕事である。
神学論争と化した集団的自衛権うんぬんの議論や恒久法制定の動きなどが
制服組のストレスになるようでは士気が高まるはずがない。
そのストレスを取り除いてやるのが背広組の役割であり、
昇格の感慨に浮かれているヒマはないのである。
もう一つ、海外派遣に伴う武器使用の基準が厳しすぎて
隊員に大きな緊張と負担を強いている現実がある。
シビリアンコントロールをより有効に機能させるために、
背広組がただちに取り組まねばならないのは、
友軍や民間人が攻撃されても座視するしかない現状を変えることであり、
正当防衛と緊急避難の場合に限っている武器の使用基準を早急に見直さねばならない。
国連の任務遂行を妨害された場合にも武器を使用できるよう
国際基準に合わせることも必要だ。
(>>2以降に続くです)
URLリンク(www.hokkoku.co.jp)
関連スレ
【論説】 「防衛庁が防衛省になる…"庁"だったのは、軍が暴走した昭和の反省があるはずだ」…朝日・天声人語★2
スレリンク(newsplus板)
【中日新聞社説】防衛省発足、安倍首相の前のめりの姿勢が気になる 憲法九条を逸脱する恐れがある 慎重な議論が必要だ
スレリンク(newsplus板)