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契約更改交渉が難航していたオリックスの中村紀洋内野手(33)の退団が9日、決まった。
同日午前、5度目の交渉が球団と代理人によって行われたが決裂、球団側は交渉を打ち切った。
中村の保有権を持つオリックスはトレードか自由契約を選択する見通しで、中村は今季他球団で
プレーすることになる。
交渉を終えたオリックスの機谷(はたたに)俊夫球団代表は「本人の(退団の)意思が固く、
交渉を長引かせてもお互い良くない。チームへの気持ちがない以上、球団に残っても期待する
パフォーマンスを発揮できるか疑問だ」と説明。退団については中村側からの申し入れで、
慰留したが交渉の長期化がチーム編成などに影響を及ぼすことを懸念し、了承したという。
これに対して中村は、代理人の茂木立(もぎたて)仁弁護士とともに同日夜、兵庫県芦屋市の
ホテルで会見。中村は「オリックスでのプレーを考えて交渉しているが、球団がそう(退団と)いうなら
他球団を探す」と、球団側の説明に反発。「(私の)わがままと世論は見るだろうが、そうじゃない」と
強調した。
昨年米球界から復帰し、オリックスに加わった中村は左手首の故障などに苦しみ、
出場85試合で打率2割3分2厘、12本塁打に終わった。今オフの契約更改交渉では、
球団側が下交渉の段階で昨季年俸の2億円(金額は推定)から、減額制限を超える60%の
大幅減を提示。中村側は「金銭ではなく、気持ちの問題」として自由契約も視野に入れた要求を
するなど、交渉は行き詰まっていた。結局正式な金銭提示に至らず、最後は双方の言い分が
かみあわないまま、在籍わずか1シーズンで退団ということになった。