07/01/09 19:33:27 0
著作権が消滅した作品をインターネット上で公開している「青空文庫」は1日、著作権保護期間の
延長に反対する署名活動を開始した。署名は4月30日まで受け付け、5月中旬に国会に提出する予定だ。
青空文庫は、作者の死後50年を経過して著作権が消滅した作品を6,000以上公開している。
現在、日本音楽著作権協会(JASRAC)など一部の権利者団体と米国政府が、著作権の保護期間を現在の
「死後50年」から「死後70年」に延長するように求めているが、青空文庫ではこの延長に反対している。
署名の請願趣旨では、「作者の存命中に加えて、死後も50年まで保護する従来の設定を守っても、
創作活動の支援の水準は、変わらず保てます。一方これを維持すれば、今後は、作品の利用をいっそう促せます」
と、現在の著作権保護期間を維持すべきであると主張している。
一方、著作権の保護期間を死後70年に延長することについては、「翻案や翻訳が制約され、上演や演奏
の機会がへって、死蔵作品がふえかねません。個人の創造力は、生物的な死によって失われることを
踏まえれば、死後の保護期間をこれ以上延ばしたとしても、創作に、より手厚い支援を与えられるかは疑問」
との考えを示している。
青空文庫では、署名用紙を配布するとともに、著作権の保護期間延長反対を訴えるロゴマークを作成し、
賛同者のブログなどに貼り付けてほしいとしている。
URLリンク(internet.watch.impress.co.jp)