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右翼という意味で
いうなら、戦前の右翼は
「日本の未来を憂える」つまり「憂国」という
意味で
国政を改革しようとした。
多くの人間が過激だとして逮捕され処刑されたが
それは血盟団事件 515事件 226事件へつながり
軍部が主導権を握る政権ができた。不幸だったのは、東条が政治家として
あまりにも無能だったことなんだが。
少なくとも右翼と呼ばれる人は、当時の経済界と政界の腐敗と、庶民の生活の
破綻を目にして、今の経済界トップそして政界トップを許せない、と固く信じていた。
だからこそテロ事件の血盟団・515事件・226事件が起きた。
今までネットウヨ的発言をしてきた人間は、企業べったり、既存権力者とべったりだった。
まさしく、こしぎんちゃく、たいこもち、としかいえないものだった。
戦前の右翼はむしろ、「反財界」「反政治権力」だった。
とくに地方は当時荒廃が酷く、貧乏人出身が多かった兵士の心を痛めた。
陸軍士官学校も貧乏人の集まりだった。彼らは、根本から、日本を作り直さないと
駄目だと思った。それが右翼思想の根本だった。
今までのウヨ的で駄目なのは、ただひたすら、中国人韓国人をなじり、なおかつ
日本国内の弱者貧乏人をなじるものだった。聞くにたえないような罵声を弱者に
浴びせる神経はしんじられないものだった。少なくとも戦前の右翼思想とは正反対の
ものだ。「憂国」とは「既存権力にこびへつらう」のではなく「故郷の父母・弟
・妹の生活を案じる」ことそのものだった。だからこそ彼らは決起し政府を
実質転覆した。
「日本の右翼思想」が「国民全部を豊かにする」という考えに基づいたものであることを
思うなら、2ちゃんねるのウヨ思想はあまりにも恥知らずとしか思えない。
「家族」や「友人」「恋人」のためになるのか、どうか、それが右翼思想の
根本だろうが。