【奈良】 「犬を飼うとどうなるのですか?」「災いが起こります」 犬のいないムラ吉野町窪垣内/奈良魔界伝at NEWSPLUS
【奈良】 「犬を飼うとどうなるのですか?」「災いが起こります」 犬のいないムラ吉野町窪垣内/奈良魔界伝 - 暇つぶし2ch1:かしわ餅φ ★
07/01/07 12:21:22 0
 ■飼えば「災い起きる」/吉野町窪垣内

  吉野川沿いの斜面に家々が並ぶ吉野町国栖地区。「その中心にある窪垣内集落では、
古くから犬を飼わない」といううわさを聞いた。道で出会った住民に尋ねると、「えぇ、飼って
ませんよ」と笑顔で即、肯定された。

  路上で自販機にたばこを入れていた米穀店主の林利彦さん(72)は親切にも店内に
招いてくれて、「大海人皇子を知っているでしょ」。一挙に1300年余り、話をさかのぼらせた

  大海人皇子(天武天皇)といえば、天智天皇の後継をめぐる問題で吉野に隠棲。
その後、天智の子大友皇子と争った壬申の乱(672年)に勝利し、飛鳥浄御原宮で即位
したことで知られる。

  林さんの話はこうだ。大海人皇子が賊に追われ、吉野川に沿って逃げてきたとき、
窪垣内集落で渡しをしていた老夫婦が、舟をひっくり返して皇子を中にかくまった。
賊が連れていた犬が舟の周りでにおいをかぎ出し、皇子が見つかりそうになったため、
翁が赤い石を投げて殺した。以来、この地区で犬を飼うのはタブーになった。

  「ところで、犬を飼うとどうなるのですか?」
  「災いが起こります」

  70~80代の住民3人に聞いたところ、だれもが「飼っていた家が火事に遭ったのを、
実際に知っている」と証言した。それも数件あったという。

  約80戸からなる窪垣内集落は、谷崎潤一郎の『吉野葛』にも登場する紙漉きの里として
知られる。国の「選定保存技術保持者」の福西弘行さん(76)も幼少期、祖父から「犬は飼っては
いけない。病魔に侵されたり、火の気が出たりする」と絶えず言い聞かされた。

  そんな話を聞き、戒めがかたくなに守られているのは、災いへの畏怖だけではないと確信した。
(高橋昌宏)
(抜粋)
URLリンク(mytown.asahi.com)


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