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★毎日新聞と2ちゃんねらー 「全面戦争」の様相
・元旦の新聞各紙の1面トップを飾るのは、「入魂のスクープ」であることが多い。だが、今年の
毎日新聞は例外だったようで、1面の見出しを飾ったのは、2ちゃんねらーにはおなじみの「祭り」
という文字。だが、「祭り=悪意が燃えさかること」という記事の論調に、2ちゃんねるのスレッドでは
反発する大量の書き込みが行われ、「全面戦争」の様相を呈してきた。
話題になっているのは、「ネット君臨」という連載。初日の2007年1月1日には、3ページにわたって
2ちゃんねる関連の話題を取り上げている。記事の内容は、2ちゃんねるの書き込みで傷を負ったと
訴える人の事例が二つと、2ちゃんねるの管理人である西村博之氏へのインタビューなどで構成
されている。
一つめの事例には、「難病児募金あざける『祭り』」という大きな見出しが付いており、米国での
移植手術を希望している上田さくらちゃん(4)を支援する会の例が紹介されている。内容は
J-CASTの「心臓病女児募金活動に ネット上で批判噴出」「2ちゃんねらーと 救う会が初の
『対話』」という記事とほとんど同じだが、記事のトーンがJ-CASTニュースとは違っている。
毎日新聞の記事によると、さくらちゃんの母親は、自宅前で携帯電話のカメラを構えた人影を
目撃したといい、 「裸で歩いているような恐ろしさ。眠れない時もありました」と、おびえる様子を
紹介している。しかし、J-CASTニュースの記事で指摘されているような、募金活動のやり方や、
集まったお金の使途が不透明なことが批判を浴びている、という点にはほとんど触れられていない。
さらに、記者は、2ちゃんねらーが集う忘年会に「潜入」し、2ちゃんねらーに取材をしているが、
その結果、2ちゃんねるでわき起こった批判を、「悪意」だと、このように糾弾している。
「(忘年会に参加した2ちゃんねらーは) 掲示板の中傷に疑問を感じてはいない。ネットでは
住人たちが一つの話題に群がり、ときに『悪意』が燃えさかる。彼らはそれを『祭り』と呼ぶ」
(>>2-10につづく)
URLリンク(www.j-cast.com)