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★米、カナダ産牛肉輸入基準を緩和
【ワシントン＝藤井一明】米農務省は4日、カナダ産の牛肉の輸入基準を
緩める方針を明らかにした。ＢＳＥ（牛海綿状脳症）対策でカナダを
「リスクが最小の国」と認め、生後30カ月を超える牛の肉の輸入に道を開く内容。
国際的な基準である「生後30カ月以下」よりも厳しい「生後20カ月以下」の
若い牛に輸入を限定する日本などを牽制し、他国に一層の市場開放を促す狙いもある。
農務省は3月12日まで一般の意見を受け付け、問題がなければ正式に決める。
原案によると、今から8年近く前の1999年3月以降に生まれた牛が対象になる。
カナダがＢＳＥ対策として実施した飼料への規制などを評価した。
ジョハンズ農務長官は4日、「カナダの総合的な安全体制を認めた」と指摘し、
基準緩和後も食の安全に問題はないと強調した。「ＢＳＥを防ぐ適切な対策をとる国々と、
貿易を進めるための次の一歩だ」とも述べ、新基準の適用対象をカナダ以外の国にも
広げる考えを示した。
日経新聞 URLﾘﾝｸ(www.nikkei.co.jp)
▽関連リンク
・United States Department of Agriculture - Home
URLﾘﾝｸ(www.usda.gov)
●USDA Proposes to Allow Additional Imports From BSE Minimal-Risk Countries
URLﾘﾝｸ(www.usda.gov)