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★離婚調停中に出生、戸籍ない女子高生の旅券申請保留に
・母親が前夫との離婚調停中、別の男性との間に生まれたことなどから、戸籍に登録されない
ままになっている滋賀県内の高校1年の女子生徒(16)が4日、同県パスポートセンター
(大津市)に旅券の取得を申請したが、同センターは「外務省に照会する」として受理を
保留した。
同省旅券課は「パスポート発行は戸籍作成が前提。現段階で発行手続きの変更は考えて
いない」としている。
支援グループ「民法と戸籍を考える女たちの連絡会」によると、女子生徒は、母親が前夫の
暴力のために家を出た後、1990年に別の男性との間に誕生。92年に離婚が成立したが、
出生届を提出すると民法上、前夫の子とされ、前夫との親子関係を否認する手続きを取れば
現在の居住地などが前夫に知られる恐れがあるため、戸籍を作れない状態が続いている。
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