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・長崎市は、「軍艦島」の別名で知られる市西部の離島・端島に桟橋や散策路を新たに
整備するため、新年度予算案に関連事業費数億円を盛り込む方針を固めた。世界遺産
登録の暫定リスト候補にも挙げられている廃虚の島を観光資源として有効活用するため、
調査研究目的などに限定して許可していた上陸を観光客向けに解禁する。
市によると、1974年の端島炭鉱閉山後、研究者らが上陸するときは、島北東部にある
船着き場を使ってきた。しかし昨年9月に来襲した台風13号の大しけで船着き場周囲の
海底に岩などが積み重なり、船が接岸しにくくなったという。
このため、市は、閉山直後まで使われていた島南東部のドルフィン桟橋と呼ばれる桟橋を
整備し、観光客を乗せた船が横付けできるようにする。併せて、危険な建物群から離れた
島南東部に長さ数百メートルの散策路を設けるという。
島は2001年に三菱マテリアルから旧高島町に無償譲渡された後、05年1月に旧高島町が
長崎市と合併したことに伴い、市の管理となった。
建物が老朽化し危険なため、研究者らを除いて原則的に上陸は禁止されている。しかし
日本の近代化を支え、廃虚となった島への関心が近年高まり、昨年の「長崎さるく博'06」でも
島の周囲を巡る軍艦島クルーズを含むコースは人気を集めた。
市は05年に軍艦島保存活用技術検討委員会を設け、保存方法や活用策について検討を開始。
また今年4月から、さるく博のボランティアガイドを生かした観光イベントの再開を計画しており、
島の整備後、「軍艦島上陸コース」などを設け活用する考えだ。
特定非営利活動法人(NPO法人)「軍艦島を世界遺産にする会」の坂本道徳理事長は
「端島を観光資源として活用する前向きな取り組み。上陸で、多くの人が島のことを考える
きっかけになる」と話している。
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)
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