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★何を変え 何を守るか*1*「国とは」を問い直すとき(1月1日)
世の中が急速に右に傾いている。
かつて保守的だと批判された評論家が、今は「左寄りだ」と糾弾される。
書店には中国や韓国を敵視して排外的な機運をあおったり、国家を
礼賛したりする書物が並ぶ。
しばらく前には常識と思われた自由、平和、人権という価値は疑わしいものの
ように扱われている。若い世代にもこの傾向は広がる。
そんな時代に「美しい国」「戦後体制からの脱却」を唱える安倍晋三首相が登場し、
保守派の念願だった教育基本法改正、防衛庁の省昇格を実現した。
政界には次は憲法改正という空気がみなぎる。
冷戦が終結し世界は激変した。経済のグローバル化は国境をあいまいにした。
テロへの恐怖も広がる。人びとは経験したことがない競争にさらされ、
不安を募らせている。
誰もが安心して暮らしたいと願う。しかし、それは首相の唱えるように
国家意識を築き直せばもたらされるのだろうか。
社会が右に傾く今、「国とは何か」を冷静に考える必要がある。 (続く)
北海道新聞 URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
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