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異例の飲酒“検問”
歩行者 自転車
飲酒の機会が増える正月三が日の間、飲み過ぎで交通事故に巻き込まれるのを防ごうと、
府警交通部は、歩行者と自転車を対象にした異例の〈飲酒取り締まり〉に31日夜から
乗り出すよう、府内全64署に指示した。府内では今年、歩行中や自転車に乗っていて
車にはねられ死亡した人のうち、15%が酒に酔っていたといい、府警は「早期に見つけて
注意を促せば、被害が減るはず」として、街頭での指導や自転車については飲酒検問を
積極的に行う。
府警によると、府内の今年の交通事故死者数は26日現在、252人(前年同期比12人減)。
このうち、歩行中や自転車乗車中に事故に遭った人は124人で、19人が酒を飲んでいた。
歩行中の死者14人は、血中のアルコール濃度や目撃証言などからほぼ全員が泥酔状態。
6人が路上で寝ていてはねられたほか、4人が車道に飛び出すなどし、3人は信号無視で
横断中に事故に巻き込まれていた。
自転車乗車中に事故に遭った5人も、信号無視が2人、前方不注視やハンドルの誤操作が
3人。府警は「車に乗らないから酒を飲んでも大丈夫、という安心感があったのでは」と分析。
府警は、初詣で客が繰り出す大みそかから、主要道路の交差点などに警察官を配置。酒に
酔っているとみられる歩行者に注意を促す。自転車に乗っている人には積極的に飲酒検知を
行い、悪質な飲酒運転の場合は反則切符を切る。
(2006年12月30日 読売新聞)
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