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今年もあとわずかとなり、来年はまたラスベガスで開催される「International CES」で
業界の動きが始まる。予想以上の長きにわたって続いてきた次世代光ディスクに
関わる規格争いも、市場に製品が揃ってきたことで、いよいよ本格化してきている。
来年のCESでも、次世代光ディスクを取り巻く発表がいくつか出てくるだろう。
ここではCESを控えての現状ということで、Blu-ray DiscとHD DVDにまつわる
いくつかの話題をピックアップしてお伝えしたい。
(中略)
北米においては、HD DVDもBDも、垂直に一気に市場を立ち上げないとうまくいかないという
コンセンサスが映画スタジオ側と家電メーカー側にあるため、契約を結んで
大規模にプロモーションと製品のリリースを行っていけても、日本ではなかなか
思い通りにいかない。また頒布権に問題がない場合でも、米国本社と日本の販売会社では
温度差があったり、あるいは日本の販売会社がアジアや欧州のヘッドクォーター傘下に
組織されているため、売りたくても予算が割り当てられていないといった、
大きな組織にありがちな不自由さも、日本でのHD DVD、BDタイトルの発売を
邪魔しているケースがある。
(中略)
もちろん、事情は系列の映画会社によって異なっており、当然ながらソニー系の
SPE(Sony Pictures Entertainment)などは北米で発売されているタイトルを積極的に
日本でも販売。すでに20本近いタイトル数になってきた。20世紀フォックスや
ディズニーもまた、徐々にやる気を見せている。来年春ぐらいまでには、
かなりのタイトル数が出てくるだろう。
HD DVDは北米でユニバーサルが魅力的な人気タイトルを積極的にHD DVD化しており、
これをそのまま日本に持ってくることができれば、相当に魅力的なラインアップに
なるのだが、こちらはやや難航しているようだ。
(後略)
>> ITmedia 2006/12/29[20:17] <<
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