07/09/20 21:36:38
関西とアジアの企業を対象にしたゲーム、アニメなどデジタルコンテンツ(ソフトの中身)の
展示商談会「アジアコンテンツマーケットin関西」が10月1、2の両日、
大阪市中央区のマイドームおおさかで開かれる。日本製のアニメやゲームは世界中で
高い評価を得ているが、制作企業は関東に集中しているだけに出展企業の一つ、
ナスピア(同区)の中島正行社長は「大阪にも優秀なコンテンツ企業がたくさんあることを示したい」
と意欲をみせている。
同商談会は、関西経済連合会と近畿経済産業局が中心となって9月29日から10月6日まで
関西各地で開く「クリエイティブ・インダストリー・ショーケースin関西」の中心イベント。
関西のコンテンツ制作企業の作品を出展し、中国、韓国などアジアの企業との商談を目指している。
出展企業はナスピアや携帯電話用ゲーム開発のブリーゾインタラクティブ(大阪府吹田市)、
ホープムーン(同)、インターネット上のアニメを制作するモンキャラメル(大阪市中央区)など
約100社。大手では松下電器産業が電子書籍を展示するほか、
NTTドコモ関西やケイ・オプティコムも参加する。
同様の商談会は2月にも大阪で開かれ、中国、韓国からも20社が参加し、その多くが
関西企業と商談に発展。近畿経産局サービス産業室の内海美保室長は
「大阪とアジアは親和性が高いようで、話がしやすいとの声をよく聞く」という。
ナスピアも2月の商談会に出展。中島社長は
「これまで関西で出展する機会がなかった。ひとまずスタートを切れたことが大きい」と話す。
ナスピアが出展するのは携帯向け地上デジタル放送(ワンセグ)と連動した携帯コンテンツ
「ココモコハッピー占い」。テレビ大阪との提携事業で、ワンセグを見ながら占いゲームのサイトに
直接アクセスすることができる。放送とネットを連動させた新しいサービスとして売り込む。
関西のコンテンツ市場は首都圏に比べて小規模だが、東京ではすでに需要が供給を
上回っている状況で、関西企業への業務発注も急増しているという。中島社長は
「関西の実力を発信していくためにも商談会を継続することが大切。コンテンツを
常に展示できる場所の設置も働きかけていきたい」としている。
URLリンク(www.sankei.co.jp)