07/08/30 13:34:14
Wikipediaを編集した組織や企業が分かるツール「WikiScanner」の日本語版がこのほど登場
した。これを利用して行政機関からの編集について調べてみると、総務省や文部科学省、
宮内庁などから、行政に関わる内容からエンターテインメント関連まで、さまざまな内容に
ついて編集があったことが判明。行政に批判的な内容を削除する編集も見つかった。
WikiScannerは、IPアドレスを入力すれば、そのIPから編集された内容を一覧表示できる
ツール。IPアドレスと組織名を対応させる仕組みも備えており、特定の組織が編集した記事や
内容を確認できる。英語版はすでに公開されていたが、今回新たに、日本のWikipedia内を
検索できる日本語版が登場した。
省庁のIPアドレスで調べてみると多くの編集が見つかる。例えば総務省からは、「電子投票」の
項目が10回以上編集され、電子投票のセキュリティーに関する内容が書き換えられているほか、
「水曜どうでしょうの企画」を詳細に説明する書き込みや、シミュレーションゲーム「蒼き狼と
白き牝鹿」に関する書き込みもあった。
厚生労働省からは「薬物」などの項目で編集があったほか、アダルトゲーム「ななついろ★
ドロップス」の項目で解説も書き加えられていた。農林水産省からは、ガンダム関連で大量の
書き込みがあった。
WikiScanner日本語版トップページには、ソニー、ライブドア、東京大学などからの書き込みを
ワンクリックで確認できるリンクを掲載しているほか、プルダウンメニューには、ローマ字表記で
企業・団体名一覧を表示。さまざまな企業や団体の内部から、いつ、どのような書き込みが
あったかを確認できる。
ちなみにWikipediaはガイドラインで「自分のことについては他の利用者に執筆を任せるのが
望ましい」としており、ユーザー自身が関わる記事についての編集を避けるよう呼びかけている。
ITmedia(一部略)
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