07/07/26 12:26:22
宇多田ヒカルの「テトリス」の超人的腕前は、もはや有名だが、それを見て、「やっぱり
凡人とは頭のつくりが違うのだな」と、畏敬やら諦念やらを覚えた人は多いのではない
だろうか。
かつて「XI(サイ)」というパズルゲームで脅威的なスコアを叩きだした女性を取材した
ことがあったのだが、その人はかなり美人のスタイリストさんで、オマケに頭の回転も早く、
「ああ、やっぱり持って生まれたモノが違う人っているよね」と、しみじみ思った。
そんな話を、あるゲーム雑誌編集者にしたところ、彼はごく当たり前のように、さらりと
こんなことを言うではないか。
「ゲームをする人には明らかに『ニュータイプ』がいるんですよ」
この「ニュータイプ」がどんなものを指しているかというと……。
「どんなゲームも単に異常にうまいというだけじゃなく、どんなゲームもジャンルを問わず、
『初見』でできてしまう人」
実際、ゲーム雑誌編集部でアルバイトをしている人には、こうした「初めてやるのに
何のゲームでもスイスイできちゃう人」がいて、攻略などを担当するのだという。
それにしても、子どもたちにも笑われるほどゲームのへタな、どんくさい自分などからすると、
「ゲームのうまい人=運動神経や反射神経の良い人」のイメージがあるけど、やっぱり
そういうもの?
「いや、特に運動神経が良いわけじゃなくて、部屋にこもってるタイプのほうが多いですね」
じゃ、宇多田ヒカルの例のように、IQが人並み外れて高いとか?
「それもあんまり関係ないみたいで、会話してみても特にわからないし、ゲームを実際に
やらないとわからないんですよ」
しかも、ごく若い人にしかいないのかと思ったが、「たぶん埋もれてるだけで、30代とかにも
いるんじゃないかな」ということだった。
いわばゲームの「ニュータイプ」は、「ゲームに愛された才能」ということか。
残念ながら、それだけで食ってくのは難しそうな才能ではあるが、子どもたちの人気者、
憧れの存在になるのは確実です。
Excite
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