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昆虫の行動は外部からの刺激だけによって決定されているわけではなく、例えば
ハエには特殊な「自発的で自由な意志」があると推論されるとの実験結果を米独の
研究チームが16日、発表した。
実験は、ベルリン自由大学のビヨルン・ブレムプス氏らがショウジョウバエを使って
行ったもので、ハエが外部の刺激に反応して行動するだけの「入力・出力装置」とみ
なす仮説が妥当かどうかを検証した。
オンライン科学・医学誌プロス・ワンに掲載された論文によれば、実験では、体の動きを
コンピューターでデータ化する装置にショウジョウバエを入れて頭を固定。装置の内部は
むらのない白色にし、ハエが視覚刺激を受けない環境をつくった。その結果、ハエは視覚
刺激を受けていないにもかかわらず、羽や脚を激しく動かした。
その運動をコンピューターで解析したところ、極めて複雑ながら一定のパターンを持って
おり、研究チームは「ハエも自発的意志のための脳内メカニズムを持っていると考えられる」
とした。
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