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１０日開かれた公明党の外交安全保障調査会で、集団的自衛権の行使
をめぐる問題について研究を始める政府の有識者懇談会について、「集
団的自衛権の行使を容認する議論になるのではないか」という懸念が出
されました。この中では、政府の担当者が、今月１８日に初会合を開く有
識者懇談会について、安全保障情勢の変化に対応するため、集団的自
衛権の行使にあたるとされてきた個別具体的な事例とそれに対応する
場合の法的根拠について研究すると説明しました。これに対し、出席し
た議員からは「有識者懇談会では、憲法解釈を変更して、集団的自衛権
の行使を容認する議論になるのではないか」という懸念が出されたほ
か、「夏の参議院選挙を前に、早急に議論を進めるべきではない」といっ
た意見が出されました。公明党は、政府の有識者懇談会と並行して議論
を進め、集団的自衛権の行使は認められないという党の見解をあらため
て確認し、懇談会の議論をけん制していきたいとしています。NHKニュース
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