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治療薬のタミフルが効きにくいB型インフルエンザウイルスが発見され、うち一部は耐性を
持つウイルスが人から人へ感染したとみられることを、東京大医科学研究所の河岡義裕
教授と「けいゆう病院」(横浜市西区)の菅谷憲夫小児科部長らが突き止めた。人から人へ
の感染で耐性ウイルスの広がりが確認されたのは初めて。
このウイルスが広がれば、タミフルでの治療が難しくなることから、河岡教授は「詳しく監視し
続ける必要がある」と強調している。4日付の米医師会雑誌に掲載された。
耐性ウイルスはA型インフルエンザですでに見つかっている。河岡教授らは04~05年の
流行シーズンに、B型インフルエンザにかかった患者422人からウイルスを採取して調査。
その結果、うち7人(1.7%)から、タミフルを服用していないのに耐性ウイルスが見つかった。
患者の体内で耐性を得たのでなく、兄弟など身近な人から感染した可能性が高いという。
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