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不正な会計処理の問題で、前の社長らに対する巨額の損害賠償の請求
を決めた「日興コーディアルグループ」は、株式が上場廃止になるかどう
か東京証券取引所の判断を見極めながら、アメリカの金融大手「シティグ
ループ」の傘下に入ることを軸に、信頼回復に向けた対応策の検討を急
ぐことにしています。証券大手の「日興コーディアルグループ」は、不正な
会計処理の責任を明確にするため、２７日、前の社長ら３人に対して、
３１億円に上る損害賠償の請求を決め、利益を水増ししていた過去の決
算書類も訂正しました。これを受けて東京証券取引所は、日興の株式
を、上場廃止にするかどうか３月中旬をめどに判断します。日興では、株
式が上場廃止になるかどうかにかかわらず、ほかの金融グループの信
用補完が必要だとしており、大株主のアメリカの「シティグループ」との間
で、大幅な資本関係の強化について協議を進めることにしています。
NHKニュース
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