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企業で働く人が残業をした時間が去年は前の年より２．６％増えた一方
で、受け取った実質賃金は逆に０．６％減ったことが、厚生労働省の調
査でわかりました。この調査は、従業員５人以上の企業およそ３万
３０００社を対象に行われました。それによりますと、企業で働く人が残業
をした平均の時間は、去年、１か月当たり１０．７時間で、前の年より２．
６％増えました。残業時間が増えるのは５年連続で、業種別に増加率が
高かったのは、金融・保険業の９．６％、製造業の４．４％などとなってい
ます。また、ボーナスを含む給与は、正社員とパートで働く人の平均で１
か月当たり３３万５５２２円と、前の年より０．２％増えました。しかし、物
価変動の影響を除いた「実質賃金」は、逆に０．６％の減少となっていま
す。NHKニュース
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