07/10/08 02:41:37
■ 2人のギャップが面白さを浮き彫りにしたトークショー
第2部は、「塊魂」のプロデュースを手がけた株式会社バンダイナムコゲームスの
高橋慶太氏を迎え、トークショーとなった。ただし、結論を出すというよりは、
お互いの意見を開陳し、投げ合うといった内容で、どちらかというと
高橋氏の考え方が岩谷氏とのギャップによって浮き彫りにされたような1時間だった。
「塊魂」の開発経緯に関しては、2005年のGDCレポートにあるとおりの内容だったが、
印象的だったのは「実際に作ってみたんですが、
『塊魂』は思ったよりもそれほどおもしろくなかった。
それがあれだけ受け入れられてびっくりした」という発言。
GDC2005のレポートにもあるが、高橋氏は「運動会の大玉ころがしの方が面白いじゃないですか?
現実では実現できない、ゲームでしか表現できないことを追求したい」という。
「WiiやDSのようにコントローラを変えるのもずるいと思う。
ゲームの歴史が始まってまだそんなに経っていないのに、
従来のコントローラでやれることはまだたくさんあるはずなんです。
だからといって、今までの据え置き機だけがいいというわけじゃないですけど」と、
これまた負けん気(?)のようなものを感じる発言も多かった。
「これからどんなことをしていきたい?」と岩谷氏に水を向けられた高橋氏は、
「青臭いことをいうなら、『世界が平和になってほしい』と本当に思ってるんですよね。
ゲームは今、時代に逆行してるんじゃないかと思うんですよ。
暴力や人間の本能を否定するわけじゃないですが、ゲームがそればかりというのは幅が狭いですよね。
なんか恥ずかしいですね」という。
URLリンク(www.watch.impress.co.jp)