07/09/24 18:18:01 桜 BCcBKMnw BE:11283438-PLT(12000)
ゲームエンジン裁判(1)巨額開発費に苦しむ中堅ソフト会社
最新ゲーム機の「プレイステーション3(PS3)」と「Xbox360」は、
ゲームソフト1本の開発費が10億円を超えるほどに高騰化している。
その高コスト環境で、苦境に追いつめられる中堅の開発会社が
北米で見られるようになった。
代表はカナダのSilicon Knights(SK)である。
今年、リリース予定だったマイクロソフトが販売権を持つ
Xbox360向けのロールプレイングゲーム(RPG)と
アクションの要素を組み合わせた「Too Human」の開発には、
すでに800万―1000万ドル(約9億―12億円)の開発費がかかっている。
(新清士のゲームスクランブル)
そのようなコストと開発期間をかけながらも、
Too Humanのリリースは来年に延期された。
SKは開発遅れの原因として、使用しているゲームの開発環境
(ゲームエンジンという)のミドルウエア「Unreal Engine 3(UE3)」を挙げ、
それをライセンス販売している米Epic Gamesを7月に裁判で訴えた。
EpicもSKに対して、8月9日に対抗訴訟を行い訴訟合戦の様相を呈している。
ゲーム産業でミドルウエアの企業が訴えられたケースは北米でも稀である。
また中堅開発会社の苦しい実態が露見しつつあることもあり、
非常に注目される裁判になっている。今
週から3回にわたり、このUE3裁判を中心に北米の開発現場で起きている
状況をお伝えする。
URLリンク(it.nikkei.co.jp)