07/09/13 16:19:20
株式会社バンダイナムコゲームスは、同社がプレイステーション 3用に発売中のレースゲーム
「リッジレーサー7 (RR7)」を立体視仕様にした特別バージョン「リッジレーサー7 立体視バージョン」を、
神奈川県川崎市の「ナムコ ワンダーパーク ヒーローズベース(ヒーローズベース)」にてロケーションテスト中だ。
14日まで行なわれており、同店舗の営業時間(10時~24時)中に無料でプレイできる。
「RR7立体視バージョン」は、偏向フィルターを貼り付けた液晶TVと、対応するフィルターを備えた
立体視メガネを使う「Xpol」方式により、立体視を可能にしたもの。株式会社NHKテクニカルサービス
との共同開発によるもので、従来の立体視方式と異なり、疲れの少ない3D映像を生み出すという。
従来の方式は、左目用、右目用の映像を交互に全画面で描きかえて映し出す方式だった。
この方式では画面がチラつき、速い動きの映像で立体感が失われたり、眼の疲労が大きくなるなどの欠点があった。
「Xpol」方式では、液晶ハイビジョンテレビの走査線の1本置きに逆の特性の偏光フィルターが貼ってあり、
フィルターに対応する偏光メガネ(らせん状のフィルター)をかけて3D映像を見れば、左眼は左眼用の映像、
右眼は右眼用の映像をそれぞれ同時に見ることができるため、疲れが少ない理想的な3D表示が得られるという。
イメージとしてはNHKテクニカルサービスのページを参照してほしいが、1080pの解像度で60フレームに対応している。
実際に見てみると、窓を覗き込んで見た映像が立体的に見えている、という感覚が一番しっくりきた。
タイムや順位表示が手前に浮き上がって見え、その向こうにコースや背景が立体感を伴って存在するように見える。
また、主観視点よりも、背後視点のほうが、背景と自車との距離感を計りやすく、より奥行きを感じることができた。
また、確かにある程度長時間見ても、わざと左右にステアしつつドリフトを多用するような走りをしてみたり、
動きの早い映像を見続けても、それほど目が疲労することがないのも実感できる。
しかも、“これみよがしな立体映像”ではなく、あくまで、見慣れた「RR7」の映像に、より一層の空気感が付加され
たとでもいうか、自然な奥行きを感じさせてくれる。それに、複数で見ていてもちゃんと立体に見えるのも魅力。
他人がプレイしているのを左右後ろから見ているときも、きちんと奥行き感は感じられた。
(中略)
なお、このロケテスト終了後も、「RR7 立体視バージョン」に触れる機会は用意されている。
10月2日~6日に開かれるCEATEC JAPANのデジタルネットワークステージ内、デジタルコンテンツパビリオンの
「超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム」コーナーに出展。次に、10月11日~14日(11日は招待日)に
開かれるASIAGRAPHのクリエイティブファクトリー内企業ブースにて展示される予定だ。まさに百聞は一見にしかず。
足を運ぶ機会があれば、是非メガネをかけてディスプレイを見てもらいたい。
ソース:URLリンク(www.watch.impress.co.jp)