07/07/17 15:36:32
★米サンタモニカで13日(日本時間14日)まで開かれたゲーム産業見本市「E3(イースリー)」で、
任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)など主要ゲーム会社が
相次いで今後の戦略を打ち出した。
Wii ヨガ、エアロビ…運動充実
任天堂は大ヒット中の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」向け付属品として、
体の傾きや重心を感知できる台に乗りながら、
ヨガやエアロビクスなど様々な運動をゲーム感覚で楽しむ「Wiiフィット」を発表した。
「居間で汗を流しながら家族がコミュニケーションをする手段になる」(任天堂)と想定しており、
日本で年内に、海外で来年発売する。
また、レースゲーム用ハンドルやシューティングゲーム用の銃などの付属品も年末以降、
世界各地で順次発売する。初心者でも使いやすい付属品発売で、「
ゲーム愛好家と初心者の間の壁を取り払いたい」(岩田聡社長)考えだ。
PS3 オンラインソフトを強化
SCEは、パソコン向けオンラインゲームで世界大手のNCソフト(韓国)から家庭用ゲーム機
「プレイステーション(PS)」シリーズ向けに初めてソフト供給を受けると発表した。
NCソフトはネットを通じて大人数で同時に参加できるロールプレイングゲーム(RPG)
「ギルドウォーズ」など、パソコンゲーム利用者の間で人気のソフトを多く抱える。
今回、家庭用ゲームソフトの分野に進出するにあたってSCEと組むことになった。
平井一夫SCE社長は「歴史の長いパソコン向けオンラインゲームの世界で
培ったNCソフトのノウハウや情報を共有できる」と期待を語った。ソフトの発売時期は未定だが、
SCEはこれを機にオンラインゲームの充実に力を入れる方針だ。
ゲーム雑誌出版社エンターブレインによると、7月1日時点の家庭用ゲーム機の国内累計販売台数は、
Wiiが283万9133台で、PS3の98万2947台を突き放している。
Wiiが幅広い層から人気を集めたことに加えて、PS3は価格の高さが響いているとの見方が多い。
Xbox まず信頼回復
一方、WiiやPS3より約1年早く発売された米マイクロソフトの「Xbox(エックスボックス)360」は
国内販売台数がわずか41万7350台で、不振が深刻だ。
マイクロソフトは今月5日、一部のXbox360で本体が作動不能になる不具合が発生し、
保証期間を延長して無償修理に応じると発表した。
読売新聞などとのインタビューに応じたピーター・ムーア副社長は
「謝っても謝りきれない」と述べており、信頼の回復が急務だ。
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