07/07/08 14:20:32 BcuadOqi
各所で報道されている、いわゆる「Red Ring of Death」の不良が発端となって MicrosoftがXbox 360の
保証期間を延長し、その費用として10億ドルを引き当てるという件であるが、今週の「Ando's Microprocessor
Information」に、その不良原因までの詳細が解説されている。
まず10億ドルという途方もない数字については、1台あたりの修理費用が140ドルということで、およそ786万台分を
費用として引き当てているということになる。Xbox 360の販売台数がおよそ1160万台であることから、67.7%の
不良率を想定しているという計算になる。雑多な費用も含めていると思われるが、Microsoftが今後、かなりの
不良が発生してくることを想定していることの現れかもしれない。
さらに不良原因については、独立系のゲーム機修理会社への取材記事から、原因はマザーボードの「Dry
Joint(芋半田)」との返事を得たらしい。Ando'sの解説では、熱ストレスで半田が割れる「Solder Crack」では
ないかということだが、「半田付けした箇所は何千箇所もあり、割れて断線しそうな箇所は多数あるのが一般的で、
実質上、修理不能です」と分析している。
全台回収、マザーボード全交換のほうが手っ取り早いのではないかと思われる状態であるが、Xbox 360ユーザの
方は注意しておいた方がよいだろう。
ソース
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