07/06/09 12:15:58
5月24日に行われた「プレイステーション3(PS3)」のシステムソフトウェア「1.80」の
アップデートには本当に驚かされた。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の
持つ高い映像の技術力の一端と、PS3の持つ潜在能力が、かなりわかりやすく提示
されたといえるからだ。(新清士のゲームスクランブル)
今回の1.80へのアップデートの最大の目玉は、DVDや「プレイステーション(PS)」
「プレイステーション2(PS2)」といったソフトのハイビジョンに対応していない画像を
ハイビジョン画質で鮮明に表示させる「アップスキャンコンバーター」の機能だ。
とにかく画質の鮮明さには驚かされる。最もメリットを受けられるのは、HDMI端子の
ある最近の薄型テレビを持つ人になるが、D端子やコンポーネントでつないでも今回の
アップデートの高画質を十分に実感できる。
筆者の使っているモニターはフルスペックハイビジョンには対応していない。しかし
ながら、映画「ファインディングニモ」のDVDを「Xbox360」と比較再生してみたところ、
PS3が映し出す映像の美しさに驚かされた。
冒頭の珊瑚礁のシーンからして色の鮮明度がまったく違う。Xbox360ではくすんだ
映像になるものが、PS3では極彩色が豪華に再現される。これを一度観てしまうと
戻れないなと感じられるほどのすごさだ。
また、PS2などの旧ハード用ゲームタイトルでもアップスキャンコンバーターの威力は
十分に発揮された。
PS2で昨年6月にリリースされたロールプレイングゲーム(RPG)「ヴァルキリー
プロファイル2~シルメリア~」(スクウェア・エニックス)でさっそく試してみた。
このゲームは、現在の新型ゲーム機向けタイトルでは一般的になりつつある、太陽などの
光が当たっている所を露出過剰気味に光らせて美しさを強調するハイダイナミックレンジ
(HDR)というグラフィック技術を、PS2上でも実装することに成功していた。以前に
PS2上でプレーしたときにも、あまりの画像の美しさに驚かされ、PS2でまだまだ
ユーザーのニーズは満たせると感じさせられたゲームだった。
結論から言うと、もともと美しかったゲームの画像が、アップスキャンの効果を十分に
得ることで、クオリティーがさらに跳ね上がったように感じる。常に最新のゲーム機を
追っているようなコアユーザーでない人なら、これがPS3のタイトルだと説明しても
十分通用するのではないかと感じさせるほどの画質のクオリティーだ。
以下、詳細は下記 URL で
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URLリンク(it.nikkei.co.jp)
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