07/08/13 08:20:08 9ylGkWV1
煙草に害があると主張する嫌煙が返せない文
タバコの害を信じる人たちは、不確かな疫学的データに重ね合わせて
予防医学の発達によって知られるようになった有害な「発ガン物質」の存在を引き合いに出してくることが多くなっています
「合わせ技」で、タバコの有害性を強調しようとしているわけです。
確かに、タバコの成分中約1千万分の5グラム前後のいわゆる「発ガン物質」が含まれていることが知られています。
しかし、焼肉や焼き魚の焦げが「発ガン物質」とされているように、ラットなどへの強制摂取実験によって発ガン性があるといわれている
「発ガン物質」は他にも数多く知られており、お茶、コーヒー、みそ、醤油、ソース、ワインなど
多くの食物にはタバコよりももっと多様で大量の「発ガン物質」が含まれているのです。
その上、タバコの中にはその逆にすぐれて発ガンを抑える「発ガン抑制物質」も数多く含まれていますが
そのことに触れられることはあまりありません。
我々が飲んでいる水道水には1グラムあたり約百万分の5グラムの発ガン物質「トリハロメタン」が含まれていますが
これは安全基準を満たしていているとされています。一日に1リットルの水道水を摂取すれば
それはタバコの約一万倍の「発ガン物質」を摂取していることになるのです。
つまり、タバコの発ガン性とは他の食品や日常摂取する水道水と比べても遥かに低く
通常ならばまったく問題にするほどのものではないのです。
(この箇所の記述は、喫煙規制問題を考える会編『なぜ、タバコは販売禁止にならないか』、五月書房(1988)に従ったものですが
トリハロメタンは80年代に規制されるようになったため、現在は通用しない数値比較であるという指摘を受けました。
全体の論旨は変わらないので、敢えてこのまま残しておきます)。
そもそも自然物を燃やした煙には多様な化学物質が含まれているのは当たり前のことであり
タバコの煙が焚き火やバーベキュー、焼き肉などの煙と比べて特に危険物を多く含んでいるわけではありません。
タバコをまるで猛毒の「発ガン物質」の塊のように言う人は、水道水やみそ汁、お茶、焼き肉、焼き魚などをはじめ
日常的な食事のすべてを否定しなくては論理的におかしいことになります。
また、ラットなどへの強制喫煙で何かの症状が発生するだけのタバコの量は
人間の場合一日数万本に当たります。そんな量のタバコを吸う喫煙者や受動喫煙者は実際には存在し得ないのです。
誠実な研究者なら、発ガン物質が存在するかどうかよりも、その摂取量をなぜ問題にしないのかを問わなくてはなりません。
そして、その量は喫煙者の場合にも受動喫煙をさせられる非喫煙者の場合にも、生活の上で問題にならないほどの微量なのです