07/12/04 10:56:07
米地理学協会(本部・ワシントン)は3日、うろこ状の皮膚や靱帯(じんたい)、腱(けん)など、
石化した軟組織を含む約6700万年前の草食恐竜の“ミイラ”が米中西部ノースダコタ州で
見つかったと発表した。
カモノハシのようなくちばしを持ったハドロサウルスの化石で、全長約12メートル、重さ35トン
だったとみられる。死後間もなく鉱物を多く含んだ川床の堆積(たいせき)物に埋まったため、
軟組織が腐らずに残ったらしい。
化石は1999年に当時17歳の高校生が一部を発見、2006年に全身が発掘された。骨や軟組織
の大部分が皮膚に覆われているという。皮膚にはうろこ状のしま模様がくっきりと浮かび上がっている。
当時の色は分からないという。
スペースシャトルの検査にも使う特殊な大型CTスキャンで内部を調べ、腰からしっぽにかけての
筋肉量を推定すると、従来考えられていたより25%多いことが判明。時速約45キロで走ることができ、
時速約32キロで走る天敵の肉食恐竜ティラノサウルスより速く、逃げることができたとみられる。
(共同)2007.12.4 10:09
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
発掘されたハドロサウルスの“ミイラ”に基づいて復元された全身の想像図(米地理学協会提供・共同)
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