07/11/27 14:07:50 TPvS05X7
月全体の立体映像、来年1月に完成・公開へ
月探査衛星「嫦娥一号」によって撮影された最初の月面画像が26日に公開
された。中国科学院宇宙科学・応用研究センターの呉季・主任によると、今
回公開された画像は平面画像で、立体画像の作成にはもうしばらくの処理が
必要だという。「京華時報」が伝えた。
嫦娥一号が立体画像の撮影に使うCCD立体カメラ(研究開発:中国科学院西
安光学精密機械研究所)は3つのレンズを持ち、月面から200キロ離れた軌道
上から、月面の同一地点に対し、3つの角度からの画像を撮ることができる。
撮影された画像データは、データの採取・処理・保存を行う機器(研究開発
:中国科学院宇宙科学応用センター)を経て送信機に転送され、さらにアン
テナを通して地上に送信される。
このほど公開された月面画像は、3つのレンズのうち1つで撮影された19枚
の画像をつなぎ合わせて作製された平面画像。残りの2つのレンズが撮影した
画像データは現在までにほぼ収集を終え、処理の段階に入っている。3つのレ
ンズで撮影されたデータがすべて処理されれば3次元の月画像が完成する。
国防科学技術工業委員会月探査センターのカク希凡・副主任によると、月
の自転周期が1カ月であるため、衛星が月全体の撮影を終えるには1カ月を要
する。さらにつなぎ合わせなどの処理に要する時間を考えると、嫦娥一号の
撮影した月全体の立体画像は、来年1月に完成し公開されると予想される。
(編集MA)
「人民網日本語版」2007年11月27日
URLリンク(j.peopledaily.com.cn)