07/10/10 17:52:59
関東、阪神大震災直前も…
各地で熱中症などの被害をもたらした今年の酷暑は、大地震の兆候なのか
埼玉県熊谷市で国内史上最高の40.9度を計測するなど、今夏は記録的な猛暑に
見舞われた。そんななか、猛暑の後に大地震が発生するという不気味な相関関係が、
一部の専門家の間で指摘されている。過去をたどると猛暑と大地震が符号する記録もあり、
単なる“都市伝説”ともいえない。1日未明には神奈川・箱根を震度5強の地震が襲った。
「恐怖の連鎖」は、我々に何かを伝えようとしている。
地震の原因とされるのは固着した岩盤(プレート)同士の急激なズレ。
岩盤にかかる圧力が強ければ強いほど、反動の力は強烈になる。
「近年続く異常な気温上昇が、岩盤の動きに影響を与えていることは否定できない」と、
衝撃的な証言をするのは木村政昭・琉球大名誉教授(海洋地質学)。
木村氏は「気温上昇は岩盤に大きな影響を与える」という。
木村教授が深刻だと指摘するのは、マグマの活動への影響という。
「気温上昇に伴う水面の上昇により火山帯にたまる『マグマ溜まり』を押し上げる。
火山活動はより活発となる」
これにより、平衡を保とうとするプレート同士の圧力が強くなり、大規模な地殻変動を招く
要因となるという。
さらに過去の猛暑の夏と大地震との奇妙な“符号”が不気味さを増す。1923年の
関東大震災(M7.9)の際は東京で当時の平均気温をはるかに上回る35.1度を計測。
さらに95年の阪神大震災(M7.3)では神戸市で前年に38.8度にまで上昇していた。
大気中のイオン観測による地殻変動を研究する弘原海(わだつみ)清・大阪市立大
名誉教授(環境地震学)も「気温上昇と地震の関係性についてはあくまでも研究中だが、
関連性がないとは言い切れない」と警告する。弘原海教授は「広域にわたって岩盤に
亀裂が生じると、ラドンなどの放射性物質が大気に放出される。その際に電磁波を
発生する」と指摘。放出される電磁波は熱を放射し、大気の温度上昇の一因とも
なっていることを示唆する。
「04年の紀伊半島地震(M7.4)発生の25日前に通常の数十倍から100倍近い
イオン濃度を計測。7月の中越沖地震(M6.8)でも発生の3-4日前に大量のイオンの
放出を計測した」
地震の活動期に入ったとされる日本。次に“鳴動”するのはどこか。
1978年以来、「30年以内の発生」を危惧(きぐ)され続けている東海地震。
国は対策として静岡や山梨など被害が予想される東海地方を地震防災対策強化地域に
認定し、防災対策予算を大量に投入するが、木村教授は「本当に危険な地域が
見過ごされている」と指摘する。
「今後数年以内に大地震が発生する危険性があるのは、首都圏周辺で2カ所。
(1)筑波の西方20キロメートル付近
(2)銚子から成田にかけての一帯-だ。
この一帯は87年の千葉県東方沖地震(M6.7)以降、地震活動が活性化。
特に後者は、大地震を発生させる圧力を内在した固着域(岩盤同士がひっついた部分)
の内外で地震活動が頻発する、ドーナツ化現象が顕著だ。大型の内陸性直下型地震が
発生する可能性が高い。さらにひずみを起こした岩盤はほかの岩盤へも影響する。
そうすると地震の連鎖反応が起こる」
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